Pnnekoek(パネクック)
オランダ風パンケーキ。ホットケーキより薄く、クレープより厚い。そのせいでちょっとねちゃっという食感がします。ベーコンとチーズを載せてピザ風に食べることもありますし、パンケーキの様にシロップやジャムを載せてお菓子として食べたりします。スーパーには日本のホットケーキミックス同様、パネクックミックスが売っているので、おみやげにできるかも。私は、オランダに来たばかりの頃パンケーキミックスだとばかり思って買って帰り、全然ふくらまない・・という失敗をしたことがあります。
Kroket(クロケット)
語感から想像できるとおりコロッケです。見た目は本当に日本のコロッケそっくり。中もトローリとしているので割った瞬間はクリームコロッケだと思うのですが、牛乳を使っていないために食感が違います。溶かしたバターと小麦粉を練り混ぜたものが中に入っており、かなりねちゃっとした感じです。パンにはさんで食べたり、スナックとして食べるのですが、自販機でも売られています。
Hutspot(ヒュッツポット)
1574年のオランダ独立戦争の頃から食べられているという古くからある料理。牛肉を煮込んだところへにんじん、ジャガイモ、玉葱を加えて更に煮込み、十分柔らかくなったところで肉を取り出し、野菜をマッシュします。そこに取り出しておいたお肉を添え、頂きます。お肉を一緒につぶす家庭も多いようですが、まるで離乳食ですね。当初はジャガイモではなく白豆を使っていたようです。料理本によれば、ほとんどのオランダ人が冬の間に一度は食べる料理だそうです。
Erwtenwoep(エルテンスープ)
エンドウ豆のスープです。乾燥したエンドウ豆を一晩水につけて戻し、豚足とベーコン、玉葱、根セロリ、リーキ(西洋ネギ)を加えてことこと煮ます。さらにジャガイモを加えて煮くずれるまで煮て、豚足とベーコンを取り出して小さく切り、戻せば、ねっとりとしたスープのできあがり。ニュッツポットと同様に総菜屋さんに売っていますが、ぱっとみると緑色のマッシュポテトにしか見えません。
こうして見てみると、ねちゃっとか、ねっとりとしたものが多いです。やはり、寒い地方だからでしょうか。こんな食感なら小さな子供も食べられるのではという感じがしますが、塩こしょうがきいている物が多いので、あまり向いていないように思います。この辺も日本の東北地方に似ています。
ねっとりした物は主に冬のものですが、他にも季節ごとに風物詩の料理・食材があります。
ホワイトアスパラガス
丁度今頃の春先にスーパーに並びます。ホワイトアスパラガスを見かけると「春が来たんだなあ」と感じるあたりは、日本ならさしずめ菜の花のイメージでしょうか。陽に当てると緑になってしまうために、常に土をかぶせてあげながら成長させます。手間暇がかかりますからやはり値段が高くなるのですが、これは本当においしい。溶かしたバターをかけて食べるだけで十分おかずになります。缶詰のホワイトアスパラガスとは似ても似つきません。水っぽくしないために切らずにゆでる必要があるのですが、オランダにはホワイトアスパラガス専用の鍋まであります。
Haring(ハーリング)
ニシンの酢漬け。初夏の頃に出回ります。街には特設の屋台が出ます。これは日本人の口によく合うので、日本料理にアレンジして使う人が多いようでした。
オランダ独特のお菓子もあります。
Speculaas(スペキュラース)
12月6日の聖ニコラスデー(この行事についてはいづれお話ししようと思います)に食べるお菓子。シナモンやクローブ、ナツメグなどのスパイスを使ったスパイシーなクッキーです。この行事に限らず、お茶請けに食べることが多いようです。
Oliebollen(オリーボーレン)
大晦日に食べるドーナツ。ドライフルーツなどが入っています。大晦日になるとあちらこちらでこれが売られますが、そのどれもが野球のボール以上に大きいので、私の場合一個食べるとお腹いっぱいになってしまいます。
ドロッペ
甘草入りの黒い飴。漢方薬のような味がします。オランダではかなりポピュラーなお菓子ですが、私の中ではマレーシアのドリアングミに並ぶ「トンデモ」菓子の一つ。何故これをおいしいと思えるのか全然理解できません。
基本的にオランダのお菓子は日本人の口に合わないのでは・・。他にもプリンに似た外観のVlaとか、色々売っていたのですが、挑戦するたびに打ちのめされました。ただし、乳製品は別です。アイスクリームは本当においしく、高級品でなくても十分に満足のいく味です。
そして乳製品といえば忘れてならないのがチーズ。代表的なものでは赤いワックスで覆われたボールのような形のエダムチーズと、黄色い円盤形のゴーダチーズでしょう。チーズ屋さんの棚に沢山並んでいるのはゴーダチーズです。
熟成の度合いによって名前が付けられていて、熟成がすすむほどくせがつよくなりますが、慣れてくるとおいしいと感じるようになります(手間もかかるので値段が高くなります)。買うときには試食ができます。切り取ると味は確実に劣化していくので、この試食の時のチーズが一番おいしいと言えます。グラム単位で買い、スライスしてもらったり、キューブ状に切ってもらって、スライスならパンなどに乗せ、キューブ状ならつまみにするのが一般的です。
マスタードやハーブの入っている物もありますが、ハーブ入りが断然おすすめ。パンの上に乗せてトースターで焼けば、何枚でも食べられそうです。
もともと私はチーズが大好きだったので、チーズ屋さんには数え切れないほど通いました。ゴーダチーズ以外にも白カビタイプのフランス製チーズやスイス製チーズ、まるでお豆腐のようなモッツァレラチーズまでありとあらゆる種類のチーズがショーケースに並んでいるのですから、店先で選ぶのは至福の時だったと言ったら、ちょっとオーバーでしょうか。
おいしかったものから、とってもまずかったものまで、オランダの「食」に関してはとても一度では話し切れません。オランダの人の食べ物の考え方など、次回にまた書いてみたいと思います。
(2003年3月14日記)
実は、私の親友のお嬢さんがこの秋結婚してオランダ在住になります。我が家でその話題になった時オランダ料理って?と言う話しになり、ここにいたりました。
日本でこのお国の料理を家庭で作ろうとは思えないのが残念です。取り止めない作文でごめんなさい。
「オランダ料理」で検索をかけてこちらにたどり着く方が多くいらっしゃいます。それだけ情報が少ないからではないかと思います。
ただ、少し酷評してしまったでしょうか。これを読んだ方のオランダ料理へのイメージが悪くなってしまったのだとしたら、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
オランダにも美味しい物はありました。ここに書いたホワイトアスパラガス、北海でとれたサーモン、まるっきりくせのないムール貝・・・。でも、どれも日本にでは手に入れられないものなのが悲しいです。
yukikoさんのお友達のお嬢さんが、オランダで美味しい物や素敵なことを沢山見つけられるよう、願っています。
主人も大満足!独身時代にオランダに単身赴任していた当時はパンケーキを自分で作った試しがなかったのに不思議な衝動にかられたものです。やはり料理は食べてくれる人がいるからこそ作る喜びが湧いてくるものだと感じました。
Harumiさんもオランダにいらっしたのですね。パンケーキは結構どこでも食べられるものなので、私はほとんど作ることがありませんでした。でも、日本で暮らす今、また食べたいなあーと思うことがあります。
食べてくる人がいるからこそ・・というのは確かにありますね。私も結婚して料理の仕方が変わりました。独身時代は親から「野戦料理のようだ」と言われていましたから(笑)。ただ、結婚して10年以上になりますが、未だに料理には自信が持てません。一生勉強かもしれません(涙)
私のお気に入りはクロケットで、4日間の滞在中毎日買い食いしていました。クリームコロッケと同じ作り方かな?と思っていたのですが、やっぱり違うのですか?
日本に帰国してから検索してもレシピがなかったので、レシピを教えて頂けると嬉しいです。
手元には英語で書かれたミートクロケットの作り方しかありませんが、一応書いておきます。
25gの溶かしたバターと30gの小麦粉をスムーズになるまでよく混ぜます。
そこへ400mlのスープストックを混ぜながらゆっくり入れ、10分混ぜ続けます。
軽く炒めた玉葱と挽肉(牛か鳥)を先のソースに加えます。
塩こしょう、カレー粉、パセリで味付けをします。
4等分してそれぞれをパン粉、卵、サイドパン粉にくぐらせ、180度の油で4分揚げます。
以上です。ここでは牛乳を使っていませんね。それに、衣を付けるとき、最初に小麦粉でなくパン粉を使うようです。
私は残念ながら作ったことがありません。かひるさんがもし試されたら、是非、感想をお聞かせ下さいね。それに、オランダで食べたものと同じだったかどうかも。
日本のクリームコロッケとは違った、あのねっとりとしたクリーム、そして濃い目の味付けが上手く再現出来ました!!
多分、ラードで揚げたり揚げ色をこんがり目にするともっとあちら風になったかも知れません。でも、旦那も「あっちで食べた物と同じ味がする」と言ってくれました。本当にありがとうございました。
試して頂けたと伺ってとてもうれしいです。
しかも、オランダの味を再現出来たとのこと! 今まで自分が確かめていなかったのがとても残念に思えてしまいました。
こちらこそ、御礼を言わせて頂きたいと思います。
どうもありがとうございました。
今年の春、8年ぶりにオランダから日本に戻ってきました。
思い出のクロケットのレシピをずっと捜し求めておりましたが、やっとたどり着けとても幸せです。
早速試してみようと思います。
有難うございました。
お役に立てるといいのですが・・・。
不思議なもので、そこに居る時には当たり前でしかないのに
去るとかけがえのないものになったりしますね。
私は帰国してもう5年以上になりますが
オランダの味も、風景も、そして乾いた空気も
時折無性に恋しくなるときがあります。