2004年05月01日

子供の世界

前回外国の方々とのおつきあいについてちょこっと書かせて頂いたので、今回はその中でも子供同士の付き合いというか、子供の世界について書いてみようと思います。子供にとっての大きな社交の場はやはりバースデーパーティーです。

我が娘がインターナショナルスクールに通い始める前、主人の同僚のニュージーランド人のお子さんからバースデーパーティーの招待を受けました。
さて、「どうしよう」です。
どんな格好で行ったらいいの? プレゼントはいくらぐらいのものを持っていったらいいのかしら? 等々、パニック状態です。困った挙げ句、日本人の帰国子女ママにお伺いをたてました。彼女曰く、「子供のお誕生会だもの。そんなに大げさな事じゃないと思うけど」とのこと。冷静に、日本の場合を思い出しながらなんとか用意をしました。
会場は子供の遊技場。以前にお話ししたことのある有料公園の室内版です。ボールプールや子供向けのアスレチックジムがあって、子供達が思い切り遊べるようになっています。それだけにここには「バースデーパーティーパック」なるものが存在して、ケーキと食べ物や飲み物、そしてそれをピエロが持ってくるという、いたれりつくせり状態。言葉の出来ない娘も随分楽しんだようでした。

その後スクールに通い出してからは何度もバースデーパーティーに出かけることになりました。事前に話に聞いていた通り、欧米の人たちにとって誕生日はかなり特別なことのようです。それが子供となれば、スペシャルな日に違いありませんでした。パーティーの主役の子供は間違いなくほほを紅潮させて興奮していましたし、親の方もそれを盛り上げるための努力を惜しんではいません。部屋には「誕生日おめでとう」とアルファベットで書かれた飾りが下がり、風船が至る所に置かれていたり、子供達が座る場所にパーティーハットが用意されています。食事の後のゲームも事前に準備されていて、家族総出で(パパが手伝っていることも多い)お友達をもてなすのです。
もっとも、前述のような場所でのパーティーセットがあることを考えると、案外彼らにとってもこうした企画を立てるのは大変なことなのかもしれません。アメリカあたりではこうした計画を建てるビジネスがあるのだそうですし、それも年々派手になっているのだとか。「心のこもった、心に残る」パーティーというのはなかなか難しくなっているのかもしれません。

別にバースデーパーティーでなくても子供同士で行ったり来たり、遊ぶことはありますが、日本との違いはその送り迎えを大人がすることがほとんどということでした。以前にも書きましたが、小学生のうちは一人で留守番もさせないお国柄です。余程近くに住んでいるのでもない限りは、子供だけで行き来することはないようでした。
そこから考えると日本というのはおおらかな国です。小学生が数人でその辺を歩いているというのはごくありふれた風景ですし、8時過ぎに電車に乗ると塾帰りの小学生が大勢乗っていたりします。オランダあたりでは考えられないことでしょう。それだけ治安がよいと言えるのかもしれませんが、果たしてそれは現在の日本にもあてはまることなのかどうか、疑問です。
とはいっても、この辺は今の日本ではそれぞれの家庭の判断に委ねられていることですから、私がとやかく言うことではありません。それでも、親が送り迎えしていれば、どういうお友達とつきあっているのか、その子の親はどういった人なのか、知ることが出来る利点があるでしょう。そんなことまで親に把握されてしまう閉塞感も子供の側にはあるのかもしれませんが。

こんな風にどうしても放課後のお付き合いに関しては親の意向が色濃く出てしまうのでしたが、学校の中では自由です。それぞれの慣習や文化的な背景を、彼らは私たち大人よりも簡単に乗り越えているようでした。もちろん、インターナショナルスクールという環境上色々な配慮があったのはもちろんなのですが、彼らにとっては「一緒に遊びたい」という気持ちが一番大切であるように、私には見えました。

最近では他国からやって来たお子さんが日本の学校で学ぶことも珍しくはなくなっています。海外旅行を経験する子供達も増えています。私たちの子供の頃とでは随分環境が変わりました。私たちが想像する以上に、今の子供達は様々なことを学んでいるのかもしれません。この子達が大きくなったとき、日本も大きく変わっているのでしょう。せいぜい置いてきぼりにされないよう、いつまでも柔軟な気持ちでいたいもんだと思うのでした。

(2003/10/3記)
posted by Kako at 13:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 育児
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/3070399

この記事へのトラックバック